桶狭間の戦いと戦人塚

愛知県豊明市の曹源寺は、知多四国八十八ヶ所 1番札所にあたります。ご本尊さまは釈迦牟尼仏でインド、中国、日本と伝わってきた正伝の教えです、

坐禅を修行の中心とし、あらゆる日常の営みにも大切にあたりその姿、心が仏(即心是仏)と自覚して、

今ここで生きているかけがいのないいのちを事実のまま生き、

人として他者をも生かすことに生きがいと幸福を見出す事が教えです。

永禄3年(1560)5月19日史上に有名桶狭間の戦い、駿河城主今川義元、尾張に侵攻中桶狭間にて織田信長の奇襲をうけ戦死、曹源寺二世快翁龍喜和尚は明窓宗印和尚に命じて村人とともに戦傷者を収容し介護、戦死者(約2,500人)を各所に葬り引導焼香しました。

各所の塚は近年まで存在していたが宅開発で失われてしまいました。

戦人塚(最初は駿河塚と呼ばれていた)はそれらの塚の代表的な存在として造られ歴代の住職が衆僧を率いて供養を続けてきました。

現在では主催者が前後区に引継がれ曹源寺住職を拝請して6月第一土曜日に戦人塚で法要が営まれています。曹源寺の位牌堂では今川義元公位牌その他“桶狭間の戦い”の戦死者を手厚く供養しています。
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